ある深夜、チェーンの居酒屋で食事をしていると隣の席の男女が騒いでいた。話に聞き耳を立てていると女が一方的にまくし立てている。どうやら先に男が寝てしまったのが気に食わない様だ。豹柄のコートに黒のストッキングの女は口調からしてかなり気が強そうだ。しかし、整った顔立ちといやらしい体つきには唆られる。女の向かいにいる男は机に突っ伏したままだ。…私は思い切って女に話しかけると、口調は荒いもののこちらに対しては機嫌が良い。しばらく話していると女の方から潰れた男を置いて、もう一件行かないかと提案された。夜はまだまだ長い。この女を抱くにはどうするれば良いか…それだけを考えて居酒屋を後にした。