ANKS-006

もうそろそろこの商売も潮時だな、と感じています。 クレジット決済会社が世界のルールを決めて、よくわかってない●らが新法を制定して、違法ダウンロードされまくってる業者の●らが平気で人のものをパクりまくって。 という私もおじさんのおこぼれをもらいながら泥水すすって生きている底辺の住人なので●げられていることには慣れているんですが、最近限界に近づいているのです。 こんなリスクを冒して後ろ指さされる生活の代償としては、あまりにも稼げてないわけです。 闇バイトの方がもらってるんじゃないかとさえ思うのです。リスクはたいして変わらないのに。 こんな状況はドМの私でも耐えられるものではなく、早いとこ足を洗って終わりにしたい。 そんなことを思って先日、おじさんと話した時にそれとなく辞めたいと言ってみたのです。 そうしたら、おじさんは烈火のごとく怒り、蕎麦屋の壁を殴って壁に穴をあけてしまったのです。 おじさんは怖い。 そのことを改めて認識しました。 もう何も言えねえ。 そういう空気感の中で送られてきた素材。 完全にかわいい女。 20代前半で浮ついてる感じのない芯がある美人。 こういうのが一番たちが悪い。 隙がないから攻略する術もない。 こういう女はちゃんと大学出た商社マンとかと結婚するんだろう。 気まぐれで高卒の元ヤン土木作業員と付き合ったりはしない。 社会の中で上位30%の人間が歩んでいる、きちんと舗装された道から外れたりはせず、かと言って身の程知らずな野心に振り回されることもなく、ちゃんと地に足をつけて生きていく。 そんな女がおじさんにズタボロにされる。 人生にうんざりしていたけれど、おじさんの映像を見ると何故か救われた気持ちになる。 どんなに真面目に頑張って生きていても、どん底に落とされてしまうことがあるという事実。 自分以外の力によって人生が左右されることの方が多いという現実。 努力と結果ばかり求められる時代で、幸せも不幸も自分だけのせいではないと思えることは私にとって大いなる救済となるのだ。 おじさんの●害者は自業自得な女もいるが、完全に不運だと同情したくなる女の方が多い。 そんな女たちがおじさんにズタボロにされながらも、何の記憶もなく日常へと戻っていく興奮。 私たちだけが知っているあのおぞましい時間。 人生、色々あるよな。 大変なのは自分だけじゃないよな。 そういうメタ視点...